三ヶ月という長さ
7月9日。 震災からほぼ4ヶ月、今各地の映像を見ると、どこも瓦礫があまりない空虚な更地が広がっている。
特に、テレビという狭いフレームの中にあると、もうずっと前からこぢんまりした更地しか無かったような気がしてしまう。
いや、そんな呆気ない場所はない。どこも見渡す限り、町は圧倒的な量の破壊された生活の断片で埋め尽くされていた。


4月2日の大槌町 桜木町近辺
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6月20日の大槌町 桜木町近辺
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4月、足下は固まった泥だった。突然の風に茶色い埃が舞い上がり、顔と言わず服と言わず生臭い魚の匂いを叩き付けた。
各戸、水に浸かって使い物にならなくなった家財道具を玄関前に積み上げバリケードのよう、でも行政が取りに来るのは望めず、
とにかく、家の中に置いておきたくないから出すんだ、という憑かれたような熱気があった。



4月2日 小槌神社
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6月19日 小槌神社
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震災にも津波にも、その後の火災にも耐えた神社は、避難所にもなりながら、山を背に町を見守り続けてきた。


4月2日 大槌町商店街 佐々木商店付近
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6月19日 同商店付近
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ほぼ同位置を撮影したものだが、手がかりになる建物がない。ただ、4月時点では、相当に道が瓦礫で狭かったのは分かる。


4月2日 町立大槌小学校
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6月19日 町立大槌小学校
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4月2日 大槌駅付近
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6月19日 大槌駅付近
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4月2日 シーサイドタウン マスト
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6月19日 シーサイドタウン マスト
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家も車も船も、津波の押し寄せた終着点とも言える急坂に面したこのスーパーの駐車場に、ありとあらゆる物が押し込まれ、
火災も発生したため、その様子は凄惨を極めていた。
すべてが跡形もなく撤去されたスーパーは、再び開店する日に向けて、準備中という。

その、スーパーマストと道を挟んで反対側にあるローソンは、
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店舗自体が坂の上にあったために、壊滅的な被害は免れた。それでも瓦礫に埋まりはしたが。
そして一足早く、営業を再開し、何事もなかったかのように平和な光景を作り出している。



そう、ローソンと言えば。
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陸前高田・竹駒町の、あのローソンは無くなっていた。

砂漠の蜃気楼のように、すっくと立ってた、看板は撤去され、埃をもうもうとたてながら、
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なにか新しい別な物に、生まれ変わろうとしているようだった。

その傍らで、
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4月3日、周りの倒壊した家屋に埋もれながら、
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かろうじて店舗であることが見て取れたガソリンスタンドが、
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なんと、本来の業務に復帰してた。
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周辺は、まだ全然こんなだって言うのに、家として残ったところさえほとんど無いエリアだって言うのに、
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これが、奇跡的に残った者の、やらなきゃならないことなんだろう。 ここに一軒、灯がともっているだけでどれだけ心強いか知れない。

Never Give Up!! GANBARE Shell!!
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by degipochi | 2011-07-09 00:32 | 大槌町


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