その弐
6日
経験不足で薮に入れないマリちゃん。
どこかこの辺に良い薮はないかと、片端から人に訊く。
水元公園・荒川土手・狭山丘陵・武蔵森林公園・・・・・ 。行ってる時間が無く全て却下。
近くのS公園はどうかとお勧めがあり、教えてくれた患者さんを拉致同然に、下見に行く。
こんな感じ。 意外と手入れされてない。 合格。(訓練場としてね)
さっそく拉致した患者さんを隠れ役に任命する。← オニ?
リードを付けたまま迷走し、意外に薮に翻弄される。
さらに公園奥に入り、
滑り台同然の急斜面に挑戦。 付き添い3名とも、滑って転ぶ。
尾骨打撲・背面擦過・右半身打撲と死屍累々。腐葉土の大事さを身を以て知る。
ユニークさんにてランチ。 まだ、かろうじて余裕がある。
急斜面の薮の、傾向と対策をマリちゃんの意向を無視して語り合う。
この後帰って、日常業務。
7日
練馬ダイコン饅頭、今年最後の収穫。
来年のさらなる豊作を祈願して、祝杯。コーヒー、ブラックで。
朝十時から夜十時まで日常業務。
8日
独りでぽつぽつとやっていてもらちが明かないので、一緒に受験するシンバちゃんと
お誘い合わせの上、一緒に薮訓練することにする。
シンバちゃんお勧めの、J公園。 すげぇボサボサ。
入って一分後。 シンバちゃん無残。
笑っていたマリちゃん、その数分後。
もっと無残。 ヒッツキムシにベタベタ虫というのがあると、初めて知る。
知ったときには遅いって。 砂糖水をかぶったみたいにベタベタ。
熟練したシンバちゃんと、捜索初級のマリちゃんでは、遭難者までのルートに大きな開きがあることが判明。 マリちゃんは手近な難所を迂回したつもりで、ルート作成に破綻を来たし、あげくにすごい難所にはまる傾向あり。 急がば回れが座右の銘か?
ただし、意欲は、ある。 胃欲、かも。
ここには斜面が無く、訓練いったん終了。 見るも無惨触るも無残で、速攻バリケン行き。
先日のH公園では、おかあしゃんがヒッツキムシにて撃沈。スカートと上着が殉死。
都会のヒッツキムシ、侮りがたし。
この後、前のS公園に移動し、暗い中滑り台エリアにて斜面と闘う。
ここでもルート選択に失敗、マリちゃん試験の行く手に暗雲漂う。
我々が薮や滑り台と闘っているその同じ頃、遠くではレストランの明かりが・・・。
いいなーーと思いつつ、空き腹を抱え帰途につく。 マリちゃん洗濯。
シャンプーブロウに2時間を要す。 全員撃沈。
優雅でない公園めぐり、まだ続く。。。。。