カテゴリ:陸前高田( 23 )
そこにいるあなたに
だれかを おさがしですか
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きのうも 車をとめて わたしの前で手を合わせる人が いました

ずっと ずっと前から わたしはここに立って 呼ぶ声を聞き 探す姿を見

土ならぬ泥に 日々 色をうばわれながら

さがす人の見あたらぬ 揺れる絶望を見てきました

埃にまみれた 褪せた緑の服の男たちが 哀しい目の犬たちが

今日も わたしのかたわらを 通り過ぎていきます

遠からぬ その時 大きな大きな鉄の壁が わたしをふくむすべてのものを
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押しつぶし この地から運び去り なにもなかったような まっさらな場所に還すでしょう

新たな 再生の大地として 


<陸前高田市市役所西交差点あたり>
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手作業での瓦礫撤去ももう限界、重機のはいるのも時間の問題でしょう。ここ数日、市中心部にはいった救助犬は、もうここには誰もいないという、確認作業をしているような気がします。津波後4週。どこかで決めねばならぬ、その時がせまっています。
by degipochi | 2011-04-09 13:50 | 陸前高田
支援物資を山と積んで 2
宮城で、震度6。また揺れてますね。。 せっかく日常を取り戻そうとしている力を奪うような地震。もう揺れないで欲しい。
さて。 続きです。 ネリマ発仙台経由釜石乗り換え被災地行きど~なつ急便は、ついに最終地、陸前高田へ。

前夜、大槌から帰った靴の泥も取れぬうちに、
by degipochi | 2011-04-08 10:05 | 陸前高田 | Comments(9)
なぜ君は残ったか
どうして君はえらばれた
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浜辺を青々と覆い、街を風や潮から護っていた
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すべての仲間が引き千切られ、押し倒され
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海へ戻っていく、濁った濁流の中に立ちすくみ 幾多の家が、車が、数え切れない人々が、
自分にぶつかり流されていくのを、なす術なく見送りながら、

何の重い責務を背負って、独り毅然と残っている




遠くからもくっきりと見えるその松を目指して、
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人は廃墟と瓦礫の中をはるばる歩いて来るという

そして樹を見上げ、おたがい生き残った奇跡と'力'を分かちあい、もう少しだけ踏ん張れるかもしれないと思う

君は、何日も浸った塩の水にも負けず 幹に刻まれた深く大きな傷にも負けず
ふたたび街が立ち上がるのを見届けなければいけない

何日 何年 何十年かかっても、その日がくるのを見守らなければいけない

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青々と松林がふたたび この浜に 葉ずれの音をさせる日が来ますように



(後ろの建物 陸前高田ユースホステルと、水門)

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by degipochi | 2011-04-07 10:06 | 陸前高田