行いがよろしいんでしょうか。朝起きたら、雪降ってませんでした。大雪情報なども出ていたんですが。 憑き物でも落ちたんでしょうか。朝起きたら普通でした。おかあしゃん、昨日は熱など無かったと言い張る。顔、真っ赤だったけど。 ささっと朝食を食べ、車の雪下ろしてスコップや鍬、長靴など詰め込んで、いざ出発。 あ、釜石線。 この線は無事に走ってるんだよね。 日陰の峠道。凍結(冷汗)。 横断幕。 やっぱり、多数見かけます。 そして、川の駅を過ぎてちょっとすると、 やはり突然始まる、この光景。 竹駒町の大橋と、すっくと一本だけ立つ樹が、陸前高田のスタート地点でしょうか。 ・・・・・・・・・・・・・雪は、ないな。 竹駒の駅(流失)を過ぎて、滝の里地区。ローソンと、マイヤと物産館に、数ヶ月の間に様々な仮店舗が増えました。 ここが、きっと新しく町の中心となっていくのでしょう。文具店・百均・ほか弁、銀行・・・・・ 彩りと生活感が、感じられます。 そして、ひとつ峠を越して 見えてくる市街地。 本当に、すっかり更地になりました。 電信柱一本無かったのが、かつての市役所方面に向かって、電線が伸びています。工事現場に供給される物でしょうか。 ここは、あとでまた紹介させていただきますんで。 先を、急ぎましょう。 枯れてなお立つ、一本松とユースホステルと、水門。 仮設の(しかし、それはそれは立派な)橋を渡り、気仙町にはいります。 かつては入り組んだ路地に連なる商店街だったらしい、 この道のずっと行ったあたりに、さくらラインの集合場所があるはず・・・ 気仙小学校。 この付近も、公共施設以外はかなり片づけられています。ただ、反対を見ると延々と続く瓦礫の山。凄い量です。 こんなに何もないところでも、相変わらず迷うこと数分。 なんとかさくらライン会場、ハッケン。 なかば崩落した道を案内されつつ進むと、大変な台数の車がすでに集合しておりました。 人数もごらんのとおり。 全国各地から、団体を中心に老若男女、300名ほどの有志が集まったようです。 それ以上の申し込みもあったのですが、定員に達したということで丁重にお断りされた模様。 とりあえずひめポチず、車中待機。 超ご不満。 こちらが受付。 受付後、開会のセレモニー。 まず、万が一この会のさ中に地震が起きたら、車などすべてをここに置いたまま高台に避難することを、何度もアナウンス。 代表者の、挨拶。 相当な人数の取材陣。 陸前高田市の副市長が参席するくらいですから、重要なイベントとなっているんですね。 陸前高田市消防団高田分団長の、挨拶。 立派な体格の方でした。声もよく通り腹に響く。この方の言葉は、ひとつひとつ絞り出すように、ずしんと重いものがありました。 「私の事ではありますが、あの時から、時間は一秒も経ってはおりません。今が何日なのか、何曜日なのか、ひとに聞かなければ分からない有様です。 ・・・・・・ 死んでいった者も、生き残った者も、共に海を侮っていたのですっ」 隣りに立っていた50代くらいの男性が、ぼろぼろっと大粒の涙をこぼし、眼鏡をはずして手で顔を覆いました。 すべての言葉を覚えているわけではないので、余りにも強烈に印象に残っているところだけを書き出しました。 厳しい言葉です。それを背筋を伸ばし、凛として言う団長の顔は、よく見ればまだ若いと言ってもいいくらいなのです。 どれくらいの経験と後悔が、この一年あったものなのか、とても想像できるものではありません。 彼は、言わなければいけないことを言った。 厳しい言葉の真意を聞き取った人は深く頭を垂れるしかない、そんな空気でした。 その後、関係者で記念植樹。 あんまりここの土は、植樹には向かない気がする。固いし。日当たりも良くないし。 でも、無事に育ってくれることを祈って! 遠くに道の駅と、広田半島の仁田山をのぞむ。 時に雪のぱらつき、しんしんと足元から冷えが上がってくる中、セレモニーは終了です。 さて。 ここから、オリエンテーションにはいります。 各グループに分かれて、苗の扱い方、地面の掘り方、竿での安定のさせ方など実演してもらいます。 これさ、、、、、 ここまで来て言うのもなんだけど、私は苦手な気がする。不器用、ちうだけではなくて・・・・ ほら、よく緑の指って言うでしょう。 知りませんか? おんなじ花の手入れをしても、この人がやると見事に花が咲く、て言う人。 そんな方の手を、緑の指と申すわけですよ。 そこから言えば、私の手は逆・緑の指ですな。触った物はたいがい枯らす。 インパチェンス・コリウス・ベンジャミンにフクシア・ポインセチアと、どれくらい枯らしてきたことか。 じゃあなんでオマエ、そんなとこまで行ったんだと言われてもですね。 返す言葉がないんですけどね。 いいじゃないか、自分が触らなきゃ枯れないんだからっ(論理不明) えぇ~ その後、こんな感じで植えるんだよということで。グループごとに行き先を指示されます。 そりゃそうですね。10メートルごとに植える桜に対して、300人100何十台が一斉に動いたら、パニックでしょう。 駐車するだけでも大事です。脱輪・パンクは避けられないでしょう。 で、うちのグループ(約25名)にあてがわれたのは、広田半島の反対側、ここから30分程度の場所でした。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 誰も、行ったことがなぃ。 「どこだそれ」「どうやって行くんだ?」「道は通れんのか?」など、アタマを寄せて話し合いだしたので、 「道はだいじょうぶですよ~。小友中学校の方から降りていったら、普通にたどり着けるでしょう」とだけ言って、 ひめポチが気になるので車に戻りました。 きっと一人くらい、プロの運転手が居るであろう。 ちなみに、こちらがその同じグループになられた、青梅の方々。 サラっぴ~オマエの出身地だぞ~なんて。呑気極まりない。 そのあと、話がどのように展開したかを、私は知らない。 午後一時集合。それまで昼食休憩、ということで、どうしても顔を出しておきたかった鳴石地区のりくカフェに行くことに。 来た道を、ハイスピードで戻る。 遠くに見える、八木澤醤油店のもの? と思しき巨大な樽。 そのまんま。 荒涼とした光景ですが、商店街でした。 電柱も増え、このような手書きでない看板も増え・・・・ 確実にライフラインと言う点では、改善されつつあります。信号・津波避難の看板など、ものすごく増えました。 (ただ、今それ要る?順番、もっとあとでもいいんじゃないの?てものもあります。のちほど紹介) 仮設の気仙大橋横。 この家は、最初来たときからずっと、ある。 なぜそのままになっているのか・・・・ 無惨です。 気仙川の土手。 これも、壊れたまま。 直していく順序が、いまいち分からないんだよな。 かつて酔仙のあった坂を駆け上がると、鳴石地区。ここには、仮設の市役所があり、町の機能の中心となっております。 そんな中に、今年にはいってオープンした、「りくカフェ」。 町の交流の場となるように、ほっと癒しの場所になるようにと建てられた、あったかい木の温もりを感じさせる、ログハウスです。 ま、ここは改めて紹介するわ。 なにせ滞在時間20分でとんぼ返りしなきゃいけないから。。。。 まずはさくらライン、最優先だなのよ~。 後半に、つづく。
by degipochi
| 2012-03-18 14:30
| 陸前高田
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Comments(4)
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犬扱いの母
at 2012-03-18 22:13
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行ってきましたねりくカフェ、続きを見る前に、こちらが出発。
明日、明後日、明々後日。・・・新年度準備もですな。
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たまりん
at 2012-03-19 10:38
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気仙小学校・・・小学校の時、ばぁちゃん家に夏休みに泊まりに行った時、いとこと一緒に行ったっけ。。。
結構、高い場所だった記憶(坂道を上った遠い記憶)がある んだけど、あそこでもあんなんなっちゃってたんね。 あ、そうそう消防のおんちゃん、前にTVの特番で出てたらしく だんなが『いいおどごだなぁ~』とかなり感じ入ってました。 録画してあるらしく『後でおめぇも見てみろ!いいおどごだがら!』 と力説しとりました~ ・・・でもさ、↓来る途中の路面、ひでがったね(・_・;)
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degipochi at 2012-03-19 22:33
犬扱いの母さんへ
このカフェに関しては、教えて貰って良かった。知りませんでしたのでね。 こうして、着実に「地元の基地」となっていく場所もある。 知ってもらうべく、できるだけインフォメーションをするばかりです。
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degipochi at 2012-03-19 22:37
たまりん さんへ
そっか。。。。 かなり高い場所、ていう認識は、今の気仙小を見るとぜんぜんピンと来ない。 すぐそこ、気仙川。その先すぐ、海。 そんな感じ。 家が並んでると、距離って分かんなくなるもんだよね。 いや、それはそれで、日常的に正しい距離感なのか。 分団長も、知ってましたか。 たしかに、立派なおどごであった。あの父ちゃんが感じ入るんだから、ホンモノだろう。 道路、この間の半島よりはましだよ~。あれは水没してる。。。。 でも、住む人にはどちらにしても酷だよね。
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