善助屋さんの、夢
さんご母さんからさんごホールケーキが送られてきた060.gifと、善助屋さんから連絡来ました。
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春だよねぇ。 明るい色だよね。 周りを見回しても「色」というものがほとんどない、彼の地でトイプー連は大活躍でしょう。



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こんな感じの、大人っぽいアクセサリーも、とても気持ちを引き立ててくれるようです。 どれにしようかな053.gif
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この笑顔。 テレビの画面で、暗い表情だったのと同じ方とは、とても思えません。やっぱり赤沼さんは、笑顔が似合ってます♪


さて。場所を変えまして。
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田老のグリーンピアを後にした、ひめポチ&善助屋さんの二台の車は、一路田老の町へ。船まで案内してくれるという。

途中、すれ違う車・・・・
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どこから、どこに行くんだろう。かつて車だった物を満載して、北へと向かって走っていった。

一年経っても、まだ町の中にはこんな車があります。陸中山田駅は、駅だった横が廃車置き場になっていました。

善助屋さんの車に従って、走っていくんだけれども。。。
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見たことある、見たことあるよ~この風景。
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10月に来たとき、都司先生のガイドについてここは来たよ~。 保存することが決まった? 田老観光ホテルの横を通って、
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ちっちゃなトンネルのように、それだけポツンと残った水門をくぐり、
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港に出た。 そう、前回10月に来たときは、この水門をつぶさに観察し、
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どのようにして上部の堤防の部分が消失したのか、先生の説明を受けたっけ。
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海面から10㍍の高さまで、防潮堤があったというのは、その場に立ったって想像できるもんじゃなかった。

10月の、港の光景。
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今回、3月。おおざっぱに半年後。
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かなり、変わった。ゆがんだポールや瓦礫が撤去され、骨組みだけだった魚市場が、真新しくなってる。
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漁港なんだもん。まず港が生き返らなきゃ。 おっちゃんの笑顔も、すごくいい。
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製氷貯氷施設も、建設中であったが、
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完成。稼働していた。 でも、奥の建物がなくなってる・・・・

そして、10月に、みんなが立っていた場所に、
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これも何かの縁であろうか。 善助屋さんの船が、きちんと置いてある。

三重から送られてきた、なかなかに立派な漁船。 でも、漁に出せるまでに改修するには、200万かかるとか。 大変です007.gif
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津田写真館さんと、善助屋さんと、ひめポチと記念撮影。
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あさいち!に出てた小さな漁船は、どう見たってボートにエンジンくっつけた程度にしか見えず、あれではとても恐くて港からさえ
出る気にならない、と言っていた。 そもそもドンコを取るのに網が手動ではねぇ。。。。 やってられませんでしょう。

この船が、早く沖へと漁に出られる日が来ますように!
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見れば港に浮かんでいるのは、小さな漁船ばかり。港が整備されるには、まだまだやらねばならぬことが山積みなんでしょうね。

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長内川の河口を渡る小さな橋は、10月の段階では落ちて通行止めでしたが、今回は迂回ルートが出来てました。

堤防をくぐり、町側へ。
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かつて、善助屋食堂さんがあったところに案内して貰います。
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食堂の駐車場、けっこう広かった。らしい。対照になるものがないんで、よくわからない。
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これは、10月の(たぶん)同場所。 暗くなっててしかも雨の後、と思って見ても、全然違う。 

なにが違うって、、、、
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住宅・店舗の基礎の撤去が進んでいるから。 そう、より一層更地に近づいてる。

お店のね、斜め前に津田写真館さんがあってね。 よく食堂に、来てくれてたのよね。 ちょうど今、そこで壊してるけど。

言われてみれば、たしかに。 重機に重なるように、富士フイルムの幟が見える。そっかぁ。。。 そこに建ってたのか。。。。

ここに食堂があって、こっちに厨房があって。地震の時も、ここで働いてたんだー。津波が来るって言うから、みんな逃げたんだけど、なぁんにも残らなかった。そのうち使うかなぁって紐で括っておいたドンブリが、3個くらい上の方で欠けずに見つかっただけ。
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説明を理解してんだか、地面の匂いを嗅ぐひめポチ。食器ひとつ残らなかった店の、せめて匂いだけでも残ってるのかなぁ。
犬の方が、ずっとこの場所から得る情報は多いかもしれない。人間なんて、ほとんど視覚の生き物だからね。
見える物が違ってしまえば、なにがそこにあったかなんて分からない。知らずに通れば、ただの更地。そんなはず無いのにね。
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ひめポチ確かに、ここに来ました。マーキングにて記録中。
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ちょっとした角度なのか、家の造りなのか、運なのか。 善助屋さんはなにも残らなかったけど、すぐ近くにあって丸っと土台から流されて、かなり上流にひっかかって止まり、二階部分がほぼ水没もしなかった家もあると言うし、木っ端みじんになった家でもある程度の私物が回収できた所もあるらしい。津田さんの所もなんにも残らなかったって。でも車にガソリンが無くて、確認するために避難したとこから町まで降りてくることも出来なかった。

なんだろう、その違い。 そんなところにさえ格差みたいなものがある。運自体が、格差みたいなものか。
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でも、そんな残った家も、移動したけど中が無事だった家も、みんな取り壊されて、どんどん町が・・・・・

狭くなる。
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なにもなくなるのが、だだっ広い訳じゃない。
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まぁ付いていらっしゃい。 防潮堤の上に案内いたしましょう。 あ、手すりひん曲がってるから気を付けてね。

登り切った防潮堤の上。高い。そりゃそうだ、この壁を越えて来る津波など有り得ない、と絶大な信頼を受けていた堤なんだから。
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向こうを覗く。
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もう一つ、壁が見える。 そう、ここは二重の防潮堤があり、三角州みたいに挟まれたその場所に、何軒も家が建っていた。
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さらに遠くに見えるのは、かつて田老の町だったもの・・・・・ 今は瓦礫と称される山。
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雪をかぶって、静かに佇んでいるように見える、その山は、いつまでそこに聳えていることを余儀なくされるのだろう。
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働いてるんだけど。 それはそれは見るたびに、懸命に働いているんだけど、減らないよね。。。。

あ、そうそう、さっきの話ですけどね、反対側の町の方をご覧下さい。
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田老駅方面。
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善助屋さんから望む、正面。
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よくあのガソリンスタンド(画面・左中程)に行ったんだけどねぇー ずいぶん遠いように思ってたけど、近かったんだなぁって。

あんなに近かったんだ。 ちっちゃい町だったんだねぇ。

道があって家が建ってて、人や車が行き交って、町が出来てる。それが無くなってただの空間になってしまえばその距離は全く違う。
部屋なんかも、家具が無くてがらんとなっちゃった方が狭く感じたりしませんか? 色々入ってた方が広く感じるってことが。

どんどん更地に近くなる。 どんどん町が小さくなる。目に入る物が減れば減るほど情報が無くなり、無味乾燥な眺めになる。

そこに、新たな青写真が描かれるのは、いったい何時のことなんだか。市の説明会に於いても、町をどこに再興していくのかさえ、ちっとも話が進展せず、この間もがっかりして帰ってきたんだという。

でもね。 ほんとはね。 また民宿やりたいんだ。 そう、うち前は民宿もやってたの。食堂も代々やってるんだけどね。
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善助屋さん、いや赤沼さんが最後に夢を語り始めました。

ドンコ丼も、三鉄さんに「何か田老の名物になるような駅弁できませんか?」て聞かれて、一昨年の11月にようやく考えたばっかり。
それで、駅に置くようになって、売れるようになってきて、あぁ良かったなって思ってたら、流されちゃった。たった4ヶ月だったのよ。

↓ ここから大事 ↓

7年・・・・ うぅん5年を目標にして、また3部屋くらいの民宿をやりたい。マリちゃん達も来るでしょう、だからワンちゃんも泊まれるようにして、お客さんも船で釣りしてもらって。食堂も出来るし。 年を考えたらね、あと5年だったらまだ出来ると思う。

だって、このまま終わるの、いやだもの。
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赤沼さん。 マリちゃん、聞き届けました。5年後っすね。 たぶんマリちゃん、元気でしょう。ま、もっと早いに越した事ぁ無いけど。

056.gif遠く岩手県は田老に、ワンちゃんも泊まれる釣り民宿と、ワン可へならぬワンちゃん食堂、素晴らしいじゃないですか056.gif

津田写真館さんも、ものすごい犬好き。ひめポチ愛用のワンセーターは、こちらの津田さん制作ですからね。
(多忙でなかなか、セーター制作までたどり着かないそうなんですけれど)

ここに、「ずっとずっと先まで形に残る支援」をしていきたいと思います。
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なにかひとつでも、みんなで夢をつないでいければいいなぁと思います。

で、5年後に、参加したみんなが田老に集って、賑やかにワイワイと打ち上げが出来たら、いいですよね。

さて、どんな応援をしていこうか。  プロジェクト立ち上げまで、カウントダウン開始です♪ 詳細、もう少々お待ちを。

058.gifなにが出てくるのか、お楽しみに!058.gif

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by degipochi | 2012-04-12 00:46 | 田老 | Comments(12)
Commented by りんまま at 2012-04-12 07:03 x
のった♪(´ε` )
やれるコトありば、ご指示下さいませ。
Commented by romeo mamma at 2012-04-12 10:59 x
はーい (^0^)/ 待ってました! 打ち上げ参加しまぁーす!
あれ?違った?へへへ~
一緒に夢見させてくださいの♪♪♪
Commented by あんず at 2012-04-12 13:24 x
こんにちは^^
また何か応援出来るプロジェクトが始まりそうですね。ずっと気になりながら・・・時間が過ぎています。
5年後の夢に向かって~カウントダウン楽しみにしてます!
Commented by miyaneko_nya5nya5 at 2012-04-12 15:46
5年後、マリちゃんとこといっしょに泊まりに行くの予約しまーす。
miyanekoもこの善助屋さんの夢、応援したい!!
Commented by sango_haha at 2012-04-12 17:14
善助屋さんのワンちゃん可食堂&お宿、
私も一緒に夢つながせて下さい☆
今回のワンスイーツとはまた違ったワン小物を作るべく
準備はじめまーす(^^)/~~~
Commented by smilingtail at 2012-04-13 13:29
ファンドのような支援が出来るといいなぁと思いました。 前にテレビで紹介してた。
でもそれはそれとしてやれる事があれば駆けつけますよ。
腰は大丈夫ですか? 紺屋の白袴・・・ですかね?
Commented by degipochi at 2012-04-15 17:35
りんままさんへ
あいであ求む。 なんか、「あっっっっ♪」ちう閃きがあったら、連絡くだされ。
こっちも着々と目論み中。
Commented by degipochi at 2012-04-15 17:36
romeo mamma さんへ
順番が違いますが、あってます。
みんなで、打ち上げしましょう~! ちうか、打ち上げできるようにいたしましょう♪
続報、マテ。 良いアイデアも募集中です。よろしく♪
Commented by degipochi at 2012-04-15 17:38
あんず さんへ
ありがとうございます、見に来ていただけてたんですね~。
息の長い支援。 実はここからが本領だと思っております。
もう少々、おまちくだされ。水面下にて密談中で御座います。
Commented by degipochi at 2012-04-15 17:39
miyaneko_nya5nya5さんへ
じゃ、5年後のサクラ見ながら田老で、ちうことで。
これくらい具体的なイメージ持った方が、実現するような気がしません?
良いアイディアがあったら、もれなく募集中。閃いたら、ご一報を♪
Commented by degipochi at 2012-04-15 17:41
sango_hahaさんへ
ありがとうございます。
可愛い小物、とても喜ばれておりまして、小さな春を届けていただいて良かったなぁと思っております。
じゃ、ひとつみんなでデカイ夢を描こうじゃないですか。
よろしぅ。
Commented by degipochi at 2012-04-15 17:45
smilingtailさんへ
そう、いろんな支援の形が出来てきていますよね。
みなさんの知恵をお借りして、5年後のワンちゃん民宿へ向けて、頑張りましょう~。
あ、ご心配いただいております腰は、改善傾向。。。。 完全に、紺屋の白袴です(涙)。
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