ひめポチ乳腺腫瘍顛末
ひめポチさま、御年15歳半。そこそこ良いお歳でございます。

これまで、なんどかの手術をくぐり抜けても参りました。
乳腺腫瘍2回。至急・・もとい子宮蓄膿症。左頬悪性腫瘍(これは縫合糸を前足の爪で弾き跳ばしてセルフ抜糸で終わった)
b0067012_19130047.jpg
強い犬だと思います。その他も、真菌症のひっでぇので顔がデロデロに化膿して死にかかったり、波瀾万丈。

もう手術はいいやね。なんか出来ても切らないことにしよう。心臓だって急にストライキするかも知らんし、
そもそも寿命を考えたって、腫瘍と追っかけっこするほど無限ではない。

と決めてたんだけど、そうはいかなくなりまして😓

b0067012_19193753.jpg

2017年の春くらいからだんだんデカくなって来た左胸の乳腺腫瘍が、炭水化物をコントロールする食事療法だのバイオレゾナンスだの、温玉だのアロマだの、いろいろやってみたんだけど今年に入ってやたらとスピードアップして参りまして。

考えてみたら食べるのが大好きな犬が炭水化物と脂質を極端に抑えて、て時点で軋轢があるし、それだって結果が出れば「諦めて頑張れ」て言うけど、極端に痩せて来るわ腹はめちゃくちゃ減ってわめき散らすわ、筋肉が落ちたもんだから保水力も落ちてトイレが近くなり、飲ましても飲ましても脱水するわ、

ま、これはダメだなと。

診てもらっているこもれび動物病院の先生にも、冬虫夏草とか使ってみる手もありますよ、と言ってもらったが、なにせ

重すぎる。

うちでは「邪気袋」と別名を与えていた。食事療法で診てくれている先生には、「補助タンク」とも言われてる。状態の悪い患者さんが来たあと、この人には言わねば、と積極的に近寄っていって誰かに説教したあと、なんだか熱を持ってでかくなる。いわゆる腫瘍の固さとも熱とも、ちょっと違う籠もった発熱とでも言いますか。。。たしかに補助タンクなのかもしれない、外に捨てられないゴミをぶち込んどく、と言う点では。

b0067012_19334091.jpg

いずれにせよ・・・・ こりゃ無理だ、て大きさまででかくなった。これ以上でかくなったら階段で擦ったり自分で引っ掻いたりしても破裂する(自壊)。

ちうことで、こもれびにて血液検査。
体重 8.05 肝機能、腎機能共に全体的にデータ値たかし。アルブミン値がかなり低い。
これは、あれです。腫瘍に持ってかれての栄養失調でしょう。データが高いのは脱水で濃度が高いからでしょう。
あとの、心臓の検査などは、若干の逆流はあるものの肺には影響なく、気管も少し固くなっているがこれも年齢からみれば、まぁまぁ。

2週間の猶予をもらい、国見に旅行しつつ肥やすことに専念する。
まぁ〜食った食った。獣医さんのお墨付き貰ってるんだから、恐いものはないぞと、肉、肉、米、果物、野菜、芋だのリンゴだの梨だの。。。

それでも、腹が減ったぁぁぁは変わらない。


そして迎えた、10月18日。
いや、その前日。

術前の食事はどうしますかね? 

と言う、難問が待っていた。数時間空いただけでも空腹で死ぬくらいの騒ぎなのに、手術の前は「朝メシ抜いていく」んでしょう?

そりゃ麻酔中の嘔吐で死んじゃったら元も子もないけど、空腹でその前に卒倒しそうな状態なのに、いったいどうする。

と言うことで、問い合わせしました。
「すみませんが、前の日は何時まで食べさせていいんでしょうか、普通の夕飯の9時ころ? それとも当日中の12時までおっけ?」

これが受付の方に通じなくってね〜 15歳半の犬がそんなに滅茶滅茶食べる、と言うのがどうしても想像できなかったらしく、
「普通に食べられるワンちゃんでしたら、いつもの夕飯を食べていただいてけっこうですよ〜、もし食が細くて一度で食べられない子でしたら、すこしあとで食べても・・」とか言われた😓
違うっつの、なんども申し上げてますが「食欲はある」んです、ひとに分けるくらい。
その犬が普通に夕飯食べたあとに、ぎりぎりどこまでの時間なら食べても良いのかを聞いているんだが。

結局、話は通じず。

別にお世話になっている獣医さんにそのあと会ったので、
「手術の時に胃の中に食べ物が残っていなかったらいいんだから、ドッグフードじゃないし数時間空けたらだいじょうぶですよ」とのご意見をいただく。
「マリちゃんだし」と。

なので、 9時頃夕飯を大量に食べ、夜に2時に騒いだので、リンゴと肉汁を寒天で固めたものを食わす。

そして迎えた朝。
b0067012_19424471.jpg
まったくひとごとな若人に見送られ、ひめポチは入院。

あ、これもですね。ひと盛り上がりありまして。
最初は、「一泊入院」の予定もありました。年だし。腫瘍デカいし。
でも、「いいんですか? 騒ぎますよあの犬。これまでも、隣に入院していた犬が下痢したり、震えが止まらなかったり、被害出してますよ」
とご忠告申し上げたら、かんたんに「じゃ日帰りにしましょう」となった。

先生。よく分かってらっしゃる。

あの犬は大人しくゲージの中で痛みをこらえてるタイプじゃないです。

ま、麻酔が覚めにくかったりしたら、その時は一泊ね、と言うことになり、手術の終わる連絡を待つ。

モノがデカいので、ちょっと縫い合わせるのに時間がかかるかもしれない。切除よりそっちの方が大変かも。
と言う話だったが、4時頃電話あり。順調に麻酔から覚めたと言う。

まだ半覚醒なので、あと二時間くらい。と言うことで6時に迎えにいく。

待合室で待ってたら、突然、目眩と吐き気が来た。あ、こりゃ出て来た大御所とシンクロしたな、と思ったら呼ばれた。
b0067012_20013250.jpg
ふつーに立っとる。一応、エリカラして。でも逆上せていくのが分かるので、取ってもらう。
どうせ、傷口を気にして舐める犬じゃないし。

取ったブツを見せてもらう。353gあった。さすがにグロいので写真は載せませんが、中はほぼ石灰化が進んでいて、ドロッとした血塊は無し。なんか、枯れた感じがする。
そして体重は術前8.10だったんだけど、当然ブツのぶん減っちゃって、7.7kg。ま、仕方ないですな。

そのまま、○ッコが出る〜と言うので外に連れ出す。
b0067012_20270964.jpg
ゆっくりだが歩く。ちょっと目が回るらしい。よろめかないけどフワフワしてる。

内臓には手をつけてないけど、大掛かりな手術のあとだからねぇ。よく歩いて用足す、て言ったもんだ。
そのまま車に戻り、どうする? と聞くとなんか食いたい・・・とのことで、ちっとだけ肉汁をなめさせる。
飲む気はあるんだけど、まだ口の端がはっきりしないらしく、ほぼ全部垂れる。でも、満足。

三口くらい舐めたところで、生臭っきもちわりーと言い、肉汁は終了。

鍼灸院に戻り、珍しく「マリちゃん」ではなく「可愛いコッカー」の顔をしてる!! と言われる。

本犬は、そんなことより腹が痛い〜でも腹も減った〜 気持ち悪い〜とムームー唸っている。どれが一番なんだ💧
b0067012_20374145.jpg
プリンを食す。 そのへんまでは、まだ「可愛いコッカー」の顔をしてる。
b0067012_20332968.jpg
ふたくち、みくち。
b0067012_20361893.jpg
そのへんで、ちっと正気に返って来たらしい。

次に、豆腐を食う。
とたんに、
b0067012_20384573.jpg
b0067012_20390585.jpg
なんか、お戻りになられました。

あとはぶっちょーづら。
b0067012_20394907.jpg

あ、戻って来ちゃった。とか言われてた。

そこからは、もぅたいへん。腹が減った腹が減ったコールがどんどん大きくなる。
こっちは、朝からなにも食ってないんだ!! みたいな。

じつは、まだちっと麻酔でラリッてたのかもしれない。すごい騒ぎになった。と言っても喉がまだ戻ってないので吠えられない。
かすれた声でひょーーーひょーーと鳴く。五月蝿くはないけど怨念がこもっててすごく恐い。

普通食のはんぶんくらいを、ゆるーーく作って完食。
b0067012_21560833.jpg

突然沈没した。
そりゃそーだよね。。。。


数日後、粘着包帯がほどけてきちゃってどうしても腹巻きではなく、パンツになってしまう。
ご本犬はまったく気にしていないんだが、まだ傷口が露出するのは望ましくなかろう、と獣医さんの友人の手を借り、簡易包帯を制作する。
b0067012_20460251.jpg
ぺらっぺらのタオルと✂️とビニールひもで出来てる、名付けてびんぼっちゃま包帯(私が付けたんじゃありません)。
b0067012_20462385.jpg
こう言う時に、まことに協力的なんですよこの方。

あーだのこーだの、うまくいかなくて紐引っ張ったりほどいたり手間取ってる間、実におとなしく寝ておられて、
その後の記念撮影も協力的でございました。。。。て、その時よく見たんだけど、20センチはある傷口が、化膿も離開もしなくて、もう治ってんじゃないか・・・・という出来具合。

そして、一週間後。
b0067012_20504411.jpg
ほんとに綺麗にくっついてた。部分抜糸をするも、これもたいへん協力的で縫合糸を取ったところがちぃと痒いらしく、後ろ足でちょいちょいと掻こうとして止められるくらい。
そして体重は8.1に戻っとる。

早すぎ💧

その後、さらに一週間後、完全抜糸。
b0067012_21542601.jpg

それも穏やかに済み、次の日には抜いたところがどこだか曖昧になるくらい、傷口もキレイ。

ということで、術後のゴタゴタが一切無いまま、ひめポチの乳腺腫瘍摘出リポートは終了です。

15歳半でも、こんな犬もいるんだな、てことで。。。。

あと、現在の状況で特筆すべきは・・・・本犬が会得したアニマルコミュニケーションを最大限に悪用して、快気祝いを持ってこいラッシュ中、てことくらいかな。

それだけ気・・じゃないな、念を送るエネルギーがあるならまぁいいか。


ひめポチ様、健在でございます。





にほんブログ村 犬ブログ アメリカンコッカースパニエルへ

by degipochi | 2018-11-04 19:52 | Comments(1)
Commented at 2018-11-05 06:52 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


空への帰り道 >>